皮膚科 選び方

上手な皮膚科の選び方

            上手な皮膚科の選び方 
 病院の皮膚科に勤務している私と皮膚科スタッフが教える、上手な皮膚科の選び方です。

 皆さんは、内科や整形外科、婦人科は受診したことがあると思いますが、
 皮膚科を受診することって、あまりないと思います。
 そこで、何を基準に皮膚科を選べばよいかを、こっそり教えます。

 上手な皮膚科を選ぶには、まず6つの条件があります。
 この6つの条件を満たしているクリニックや医院は、信頼してもいいでしょう。
 @ 皮膚科専門医が開業するクリニック又は医院であること。
    
    よく、クリニックや医院の看板に「内科・外科・小児科・整形外科」と、
    いくつも○○科と標榜されているのを見たことはありませんか?
    いくつも標榜されている科の中に、皮膚科と書かれているようであれば、
    皮膚科の専門医ではないと考えてもいいかもしれません。

    皮膚科専門医はクリニックや医院の看板に、皮膚科だけを標榜しているからです。
    日本皮膚科学会では、皮膚科の専門医を認定していて、認定は試験制で行われ、
    学会出席などで所定の単位を取得することにより、5年ごとに更新されます。

    よく、クリニックや医院の待合室や診察室などに認定書が掲げてあるのを
    見たことはありませんか?
    あの認定書が、皮膚科専門医であることの証明ということになります。  
 A 初診の時に、お肌のケアに関する指導をしてくれること。
  
    皮膚のトラブルや、皮膚疾患の治療にあたり、まず原因が何なのかを見つけ出し、
    その原因を排除して、症状を緩和させるためには、お肌のお手入れがとても重要です。

    そこで、患部だけを見て病名を言われて、薬を処方されただけでは、患者としたら
    「原因は何?」「どれくらいで治るの?」と、どんどん不安になってしまいます。

    きちんと病名についての説明をしてくれて、原因がなんなのかを一緒に考えてくれて、
    今後の治療方針とともに、日々のお肌のケアについての指導をしてくれるかどうか、
    これがとても重要な判断材料になります。
 B 薬の使用方法を、口頭だけでなく薬の見本を使って、
                         使用方法を指導してくれること。

    病院で処方される薬の名前だけで、どんな効能があるのか、
    どんな副作用があるのか、それが分かるのは、医師と薬剤師だけです。
    それなのに「今日は、○○○というお薬を出しておきますね」とだけしか言ってくれず、
    飲む量や飲む時間などの注意点は、薬局の窓口に任せっきりというところもあります。

    薬局の窓口にいらっしゃる方は、国家資格をもった薬剤師の方ですが、
    当然、医師からも説明があってしかるべきです。

    今は、間違いのないよう「薬剤情報提供書」という、お薬の名前や用法・用量、
    そのお薬の写真が載っているものを、お薬と一緒にくれるところもあります。
    (これは月に1回きりですが、100円(保険適用前)とられています)

    確かに、それを見れば処方されたお薬について、詳しくわかりますが、診察時に、
    いつ、どのように、どれくらい使用するかを説明してくれなければ、正しい治療とは
    いえません。(と、私の勤務する病院の先生が言ってました)
 C 外用薬(塗り薬)を、数種類処方してくれること。

    皮膚科の治療の中で、特に大切なことが外用薬(塗り薬)の使用です。
    専門医は、病状や皮膚疾患の患部を診て、その部位に適した塗り薬を
    数種類取り混ぜて処方します。

    例えば、手の湿疹には、湿疹の部位に短期的にステロイド剤を使用して、
    角質が硬くなり、亀裂が生じている部位には、角質を軟らかくするサリチル酸ワセリン、
    乾燥してカサカサしている場合には、皮膚の水分と皮脂のバランスを保たせるために
    尿素軟膏や白色ワセリンと、数種類処方されるものです。

    1種類しか処方されないということは、まずありません。
 D 来院している患者数が多いこと。

    当然のことながら、皮膚科だけに限ったことではありませんが、
    来院者が多いということは、患者さんが先生に信頼を寄せているということです。
    いつ行っても閑散としているようなところは避けて正解です。
 E 先生や看護師や受付まで、スタッフ全員の表情が明るく爽やかなこと。
    
    クリニックや医院に限らず、総合病院や大学病院でもそうですが、受付の方が
    無表情で事務的だったりすると「感じ悪い!」と思いませんか?

    さらに、待合室で何分も待たされた挙句、看護師が無表情でぶっきらぼうだったり
    すると、これまた「感じ悪いなんてもんじゃない」って思いますよね?

    しまいには診てくれる医師が、ろくに話も聞いてくれず、無表情で机に向かったまま、
    一方的にあーだこーだ話をして、あっさり診察を済まされたりすると
    「二度と来るか!!」って思いますよね?

    院内のスタッフが笑顔でいる、これって、患者側からしたらとても重要なことです。
    院内のコミュニケーションがとれているところは、自然に明るく爽やかな笑顔が
    こぼれるんです。これは、飲食店や美容室などにもいえることですよね。
    店員さんがニコニコして、感じがよければ「また来よう!」「人に勧めよう」って
    思いませんか?
  この6つの条件を満たしている、皮膚科のクリニックや医院は信頼できると考えて
  間違いありません。
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