紫外線防止の必要性〜シミ対策 |
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10代や20代前半のころは、シミって何??なんて思っていたのに、
20代の半ば頃から、徐々にシミを発見してショックを受けたことのある方、
30代になり、化粧で隠し切れなくなり、シミを消すといわれる錠剤を飲んだり、
クリームを塗ったりと、いろいろと試されている方が、大勢いらっしゃると思います。
そもそも、シミのできる原因は何かといいますと、紫外線を浴びること、これです。
私と同年代の方なら、お分かりになるとは思いますが、私たちの青春時代は
みんな小麦色でした。
今でこそ少なくなってしまいましたが、夏でも冬でも日焼けサロンに行ったりして・・・。
その若気の至りで、無防備に日焼けをしてしまったツケが30代というこの年代に、
シミというカタチで現れてしまっているのです。
シミを化粧で隠そうとするたび、「あ〜、なんであんなにバカみたく日焼けしてたんだろう」と
自分を責める毎日です。きっと同じことを考えながら化粧をする方もいますよね・・・。
10数年前の小麦色の肌ブームはどこへやら、近年、美白という言葉が世間に
氾濫するほど、さかんにいわれています。
それは、単なる美白ブームなだけではありません。オゾン層の破壊によって、
紫外線が増加しているといわれ、紫外線に対する警戒が強くなってきたことが
あげられます。最近では、天気予報の中でも「紫外線予報」が流れるように
なったのもうなずけますよね。 |
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地上に達している太陽光線は、赤外線・可視光線・紫外線この3つです。
この3つのうち、皮膚に影響のあるものは、紫外線によるものです。
紫外線(UV)には、A波(UVA)、B波(UVB)、そしてC波(UVC)の3つがあります。
C波(UVC)は、オゾン層によって吸収される紫外線なので、地上には達していません。
紫外線A波(UVA)は、太陽に当たるとゆっくりじわじわと焼け、1週間くらいすると肌が
黒くなってくる、色素沈着「サンタン」を引き起こします。
さらにA波は、真皮に到達し、皮膚の繊維(コラーゲンなど)を壊しシワやたるみの原因を
作り老化を早めます。
紫外線B波(UVB)は、太陽に当たるとすぐに焼け、肌が真っ赤になってヒリヒリしたり、
水ぶくれができたりする、日焼けの炎症「サンバーン」を引き起こします。
さらにB波は、活性酸素を発生させて肌細胞の遺伝子を傷つけ、シミをどんどん
作り出します。 |
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また、1日のうちで紫外線の量がもっとも多い時間帯が10時〜14時の間で、
年間でみてみると、5月〜8月がもっとも多いといわれています。
冬の紫外線の量は、ピーク時に比べると、3分の1程度ですが、雪による照り返しで
それ以上の紫外線を浴びることになるので、年間を通して、UVケアが必要になってきます。
肌は、日光を浴びると、紫外線から真皮を守るため、皮膚の一番下にある色素細胞
(メラノサイト)がメラニン色素をたくさんつくりだします。新陳代謝が正常な肌であったり、
若ければ、約28日周期で角質細胞が生まれ変わり、過剰に作られたメラニン色素は
表皮細胞とともに、皮膚の表面にスムーズに押し上げられ、残ることはありません。
しかし、日焼けをすると新陳代謝のリズムが乱れてしまい、メラニン色素がいつまでも
肌に残り、皮膚内部に沈着します。これが、シミのもとになるというわけです。
洗濯物や布団を干したり、近所に買い物に行ったり、曇り空だしちょっとの時間だから
大丈夫と、素肌のまま外に出て、紫外線に直接当たるのはよくありません。
その軽い気持ちの積み重ねが、後々のシミに直結することになるので、素肌のままで
外に出るのは禁物です。
また、室内にいても安心はできません。室内にも、紫外線は進入してきていますので、
素肌のままで、窓際などにいるのはよくありません。
日ごろから、日焼け止めを塗る癖をつけることが、10年後、20年後の肌のために
なるのです。
必ず日焼け止めを塗ってから、化粧をするときは基礎化粧の上に日焼け止めを塗ったり、
UVカットの化粧品を使ったりして、紫外線予防を万全にしてから外に出るようにしましょう。 |
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ゆでたニンジンは、生のニンジンよりも「ベータカロチン」の体内吸収効率が34%も
高いそうです。
ゆでたニンジンを基に作った野菜ジュースを飲み、8週間後の肌の状態を調べる
別の実験では、被験者全員にシミの面積の減少が確認されたそうです。
「ベータカロチン」は、紫外線から肌を守る効果があるとされているので、
シミ対策はもちろん、上記の実験結果から、出来てしまったシミにも、
もってこいの栄養素なんですね! |
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